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「採用や人事の業務を外注したいけれど、RPOとBPOのどちらを選べばいいのか分からない」

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結論から言うと、RPOは「採用」に特化したアウトソーシング、BPOは「ビジネスプロセス全体(人事、総務、経理など)」の効率化を目的としたアウトソーシングです。

本記事では、RPOとBPOの根本的な違いから、人事・採用領域における具体的な使い分け、失敗しない選び方まで分かりやすく解説します。


1. RPOとBPOの根本的な違いとは?

まずは、RPOとBPOの定義と、それぞれの目的の違いを整理しましょう。

RPO(Recruitment Process Outsourcing)とは

採用活動(新卒・中途)のプロセスを専門業者に委託すること。「採用代行」や「採用アウトソーシング」と呼ばれます。目的は「優秀な人材の獲得」や「採用プロセスの最適化・高速化」です。

BPO(Business Process Outsourcing)とは

企業の特定の業務プロセスを、継続的に一括して外部委託すること。人事領域だけでなく、総務、経理、コールセンターなど多岐にわたります。目的は「ノンコア業務の効率化」「コスト削減」「社内リソースのコア業務への集中」です。

RPOとBPOの比較表

両者の違いを一覧表にまとめました。

比較項目RPO(採用代行)BPO(ビジネスプロセス委託)
対象領域採用活動に特化(新卒・中途・アルバイト)バックオフィス業務全般(人事・総務・経理など)
主な目的優秀な人材の獲得、採用課題の解決業務の効率化、コスト削減、固定費の最適化
成果の指標応募数、面接設定率、内定承諾数、採用単価業務処理のスピード、ミス率の低下、コスト削減額
パートナー関係経営戦略や採用市場に合わせた「並走型」マニュアルに沿った「運用・実行型」

2. 【人事・採用領域】RPOとBPOの「業務範囲」の違い

人事部が外注を検討する際、具体的にどの業務がどちらに該当するのかを切り分けます。

RPOがカバーする「採用特化型」の業務範囲

RPOは、求職者とのコミュニケーションや、採用戦略に関わる「動的」な業務を広くカバーします。

  • 採用戦略の策定・求人要件の定義
  • 母集団形成(求人広告の選定、スカウト文面作成・送信、エージェント対応)
  • 応募者対応(合否連絡、面接スケジューリング)
  • 面接官の代行、面接評価基準の作成
  • 内定者フォローの企画・実行

BPO(人事BPO)がカバーする「定型・労務型」の業務範囲

人事BPOは、社内規程や法律に則って正確に処理を行う「静的」なルーティンワークをカバーします。

  • 給与計算・年末調整の処理
  • 社会保険、労働保険の加入・脱退手続き
  • 勤怠管理データの集計・チェック
  • 福利厚生の運営管理
  • 入社・退職手続きに伴う書類の回収・管理

3. RPOとBPO、どちらを選ぶべき?判断基準チェックリスト

自社の状況と照らし合わせて、どちらのサービスを導入すべきか見極めましょう。

RPOを選ぶべき企業の特徴

  • 急拡大中で、とにかく「採用力」を強化したい
  • ダイレクトリクルーティング(スカウト)を始めたが、返信率が上がらずリソースだけが消費されている
  • 自社に採用ノウハウがなく、プロの知見を借りて採用基準やフローを見直したい
  • 採用ターゲットからの応募が来なくて困っている

BPO(人事BPO)を選ぶべき企業の特徴

  • 毎月の給与計算や社保手続きなどの「ルーティンワーク」に人事の手が取られ、他の仕事ができない
  • 人手不足により、間接部門の固定費(人件費)を削減・最適化したい
  • 業務が属人化しており、担当者が休むとバックオフィスが回らなくなるリスクがある
  • マニュアル化できる定型業務を丸ごと手放したい

4. 【相乗効果】RPOとBPOを組み合わせて「攻めの人事」を実現する方法

「どちらか一方を選ぶ」のではなく、両方を組み合わせて活用することで、人事部を「攻めの組織」へと変革させることが可能です。

  1. BPOでリソースを捻出する
    毎月の給与計算や社会保険手続きなど、マニュアル化できる定型業務をBPOに丸ごと委託し、自社の人事担当者の時間を空けます。
  2. 空いたリソースをコア業務に充て、RPOと並走する
    浮いた時間を使って、自社の人事は「人事制度の刷新」や「社内カルチャーの醸成」といった、企業成長に直結するコア業務に集中します。
  3. 採用活動をRPOで加速させる
    変化の激しい採用市場への対応や、工数のかかるスカウト送信などはRPOと連携してスピード感を持って進めます。

結果として、自社の人材を最も価値を生む業務に集中させることができます。


5. 失敗しないアウトソーシング業者の選定ポイント

導入後に「期待していた効果が出なかった」という事態を防ぐため、以下の3つのポイントを押さえて業者を選定しましょう。

  • ポイント1:委託範囲(スコープ)の明確化
    どこからどこまでを依頼し、どこを自社でやるのかの境界線を事前に明確にしておきます。
  • ポイント2:同業界・同職種の採用実績(RPOの場合)
    特にRPOの場合、自社が求める人材(ITエンジニア、営業職、製造職など)の採用ノウハウや実績があるかを必ず確認してください。
  • ポイント3:コミュニケーションの頻度と柔軟性
    採用市場や社内の状況は常に変化します。定期的なレポートラインがあるか、臨機応変な軌道修正に対応してくれる伴走型であるかが重要です。

6. まとめ:自社の課題に合わせて最適なパートナー選びを

RPOは「採用のプロ」として企業の組織拡大を支援し、BPOは「業務効率化のプロ」として企業の基盤を支えます。自社がいま直面している課題が「人材獲得(採用)」なのか、「バックオフィスの肥大化(業務効率)」なのかを見極めることが、最適なパートナー選びの第一歩です。

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